弊館でも原画を展示している戸田幸四郎の『名作絵本』。
太宰治『走れメロス』、宮沢賢治『竜のはなし』、花岡大学『百羽のツル』、『世界一の石の塔』、小川未明の『牛女(うしおんな)』。
信頼や友愛、時には悪心まで…。さまざまな人間の心を映す文豪の名作に、戸田幸四郎が重厚な油絵で絵を描いた迫力ある5冊の絵本集です。
この絵本集を見て「本当に『あいうえおえほん』と同じ人が描いているの?同じ会社のもの?」と驚かれる方も多くいらっしゃいます。
確かに、鮮やかなデザインでロングセラーにも恵まれた戸田デザイン研究室のイメージからは、かけ離れているかもしれません。
では、なぜ、この絵本集を戸田幸四郎は作ったのか?
戸田デザイン研究室は今も大切に販売し続けているのか?
そんなテーマを切り口に、戸田デザイン研究室の公式Webサイトでは、【この5冊で"人間"が見えてくる 『戸田幸四郎名作絵本集』】と題し、コラムを公開しております。
「私は、どう生きたいか。」
この作品を読んでくださった方々が心を動かし、自分自身を含めた「人間」を考えるきっかけにして欲しい…。
そんな強い願いを込めた、骨太な5冊。弊館で原画をご覧いただくことはもちろん、読書の秋にお手に取っていただけたら幸いです。
■コラムはこちら
https://toda-design-column.blogspot.com/2024/10/blog-post.html