住処だった山の自然を奪われ、
都会のゴミを漁って暮らし始めたカラスと、
その姿を優しく見守る少女のおはなし。
美しい版画調の絵で綴られています。
嫌われがちなカラスですが、彼らは悪者なのでしょうか?
その原因を作っているのは…?
人間の暮らし方、他の生き物との共生を見つめ直し、
現代社会の抱える問題に気付く作品です。
“こんな絵本が欲しかった!”や“泣いた!”などの読者の声の他にも、
劇を企画し上演した、というお知らせや、
手作りのミニ絵本版『カラス』が届き、
多くの方から愛されていることが分かります。
ぜひ、お手にとってみてください。
忘れがちな大切なことを、思い出すかもしれませんよ。
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