戸田幸四郎絵本美術館スタッフのタイラです。
秋が(やっと?)深まって、戸田幸四郎絵本美術館のまわりではたくさんのどんぐりが見られるようになりました。静かな山の中にコツン、と木の実が道路にあたる音が聞こえることがありますよ。
宮沢賢治の作品『どんぐりと山猫』の中で、いろんな形のどんぐり達が「自分がえらい」と主張する場面があります。山猫が裁判官となった裁判のワンシーンです。
大きい、丸い、とがっている、背が高い・・・などなど。掲載写真では5種類のどんぐりがありますね。木の種類ははっきりしませんが、それこそ裁判に出席したどんぐり達がせいぞろい、の観があります。
そろそろ木の実の時期も終わりそう。ご来館頂いた際に探してみるとおもしろいと思います。
戸田幸四郎は、宮沢賢治・作『竜のはなし』を絵本にしています。
戸田幸四郎絵本美術館には館内・お庭でご覧いただける貸し出し絵本がありますので、秋の一日、ゆったりした時間の流れる美術館であらためて絵本と出会う、という選択肢。いかがでしょうか・・・