今日は、その制作について少しお話しします。
この制作に取り組んでいただいたのが、熱海の秋山石材店の
秋山社長さん。石選びから始まって、色々なアイデアを出して
いただきました。
モノ作りに熱いハートを持った職人さんです。
大きく彫った「あ」の文字も、元は幸四郎がデザインした毛筆体。
秋山さんは幸四郎の気持ちになって、力を入れるところ、
抜くところ、などを何種類にも彫り分けてくださいました。
本当に筆で描いたその跡が彫り込まれているという、
見事な出来栄えです。
また、下に敷かれた6枚の正方形の石は実は1枚モノ。
1枚を小さな6枚の正方形が貼り合わさったように
目地を彫っていく空目地(カラメジ)と言われる方法です。
墓石などの場合はこうする、ということが色々ありましたが、
「これは墓ではなくアートだ!」という秋山さんの心意気で
常識にとらわれずに作ることが出来ました。
仕事を仕事と割り切らずに、とことん熱中する。
こういう職人さんと仕事ができると、こちらもとても楽しい。
時間なんか、あっという間です。
秋山さん、ありがとうございました!
また、何か、石で面白いもの、作りましょう!
(玉)