熱海駅から車で20分、網代湾を望む山の中腹に戸田幸四郎絵本美術館はあります。
日本の知育絵本の草分け・戸田幸四郎が建築デザインから内装、展示、館内やカフェの調度品、ガーデン、カフェメニューにいたるまで、全てをデザインした空間です。
絵本にも貫かれている共通のコンセプトは『シンプルで美しい』。
そして当美術館は 『生きとし生けるものの共生(自然との共生)』をメッセージとして掲げ、設立いたしました。
もともとは、ある著名な料理研究家の別荘がありました。
庭には食材となる樹木も多数ありました。
それらを1本も切ること無く全てを生かして設計いたしました。
館内では4つの部屋を設け、作品を展示。
氏の絵本作りの原点であり、今もひらがな絵本のバイブルとして多くの支持を集めている『あいうえおえほん』や、その他のロングセラー知育絵本、
誰もが学校の教科書でも見た記憶のある太宰治の『走れメロス』、宮沢賢治の『竜のはなし』などの名作絵本の原画などが、常時、展示されています。
また、DVDコーナーでは、それらの絵本をベテランの声優さんが朗読し、映像化した作品も見られます。(大人も引き込まれます!)
他にも戸田幸四郎の年代ごとの作品やプライベートのスケッチなど、生涯の制作物もご覧いただけます。
天気の良い日には、庭の芝生に出て貸出絵本を読むことも。
バッタやテントウムシなどの昆虫と遊ぶ子供たちも、とても楽しそうです。
伊豆の海を望む絶景のカフェでは、名物のカリーライス、ハヤシライスをお出ししております。
季節には庭で採れたみかんを、その場で搾ってお出ししております。
にぎやかなミュージアムショップでは、戸田幸四郎の全作品をはじめ、ここでしか買えないグッズも多数、販売。眺めているだけでも楽しくなります。
余談ですが、戸田幸四郎は絵本作家ですが、「絵本を見るより自然の中で実物に触れてあそぼう!」と、いつも語っておりました……。
そんな、自然に囲まれた気持ちの良い美術館、ぜひ、お立ち寄りください。
Q. 熱海温泉に来て、こどもを連れて、どこ行こう?
A. 子連れでのおでかけに、ぜひどうぞ。
Q. 熱海に彼女と日帰りデートで、どこ行こう?
A. 隠れ家アート・スポット、絵本美術館にお越し下さい。
Q. おじいちゃん、おばあちゃん、親子3世代で、どこ行こう?
A. 絵本美術館は、皆さんが楽しむことができます。
みなさまのご来館、心よりお待ち申し上げております。